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エンタメ
2013年09月22日12:00

「ええネタが出来たら見てほしい。それが僕らにとって普通のことなんです」――キングオブコント2013 ファイナリストインタビュー~TKO 編

▲TKO/左から木本武宏、木下隆行


コント日本一を決める戦い『キングオブコント2013』。
毎年秋に決勝が行われ、今年も9/23(月祝)に生放送でキングが決定します。
今年のファイナリストはうしろシティ、鬼ヶ島、かもめんたる、天竺鼠、アルコ&ピース、TKO、ジグザグジギー、さらば青春の光の8組。
テレビでおなじみのコンビから2年連続出場、初登場の新星とバラエティ豊かな顔ぶれとなりました。
そこでweb★1では昨年に引き続き、全組にがっちりインタビューを敢行。9/23の決勝当日まで、ファイナリスト8組のインタビューを掲載していきます。
決勝の前に、ぜひ予習代わりにお楽しみください。

今回はTKO。4度目の決勝進出で、今回のファイナリスト8組の中でダントツのキャリア、知名度を持つ彼らがキングオブコントに挑み続ける理由、そして悲願の優勝にかける思いを聞きました。



  



 野球選手が球場で野球をするように、コント師だから劇場でコントをする



―― 決勝進出者発表会で名前を呼ばれたとき、どんな気持ちでしたか?

木本 名前を呼ばれたのが最後やったんですよ。前のコンビが呼ばれるまでは、今年こそは絶対いける!と思ってたから、「あれ、もしかしたらないのか……?」って思ってしまった自分がいてて。最後に名前呼ばれた時はよしっ!って感じでしたね。一回自分の中で(気持ちが)どーんと下がってたから、思わず「ぃよし!」って言いましたね。口に出して。無意識に木下の膝を叩いてました。

木下 準決勝を舞台袖で見ていて全組ウケてたんで、「僕らも自信のあるネタで挑んでる。でも周りもウケてる……」と思いながら。名前を呼ばれた時は安心しましたね。ああよかったいけた…って。その場にいた芸人全員が「最後は自分が呼ばれる!」と思ってるわけじゃないですか。だから、全員肩を落としてどんよりした空気のなか、レッドカーペットを歩きました。

木本 オレらが呼ばれたその時点で、全員決勝はないねんからな。

木下 ステージの上から見て、「皆のぶんも頑張らな」って思いましたね。



―― すでにキャリアの長いTKOさんが出場することに対して、お2人自身も会見で口にされていますし、他のファイナリストの方々をはじめいろんな方に言われると思うんですが、その点については?

木本 僕らは優勝するまで出るんでしょうね。別に2人で「優勝するまで出るっ!」と熱い誓いを交わしたわけじゃないんですけど。やっぱりライブでうしろシティなんかの若手とコントをやってるわけで、ふだんからそこと戦うのが普通なんで、出ない理由がないんですよね。

木下 ええネタが出来たら出るのは当たり前で、僕らの世代の周りがネタをするのをやめていってるだけなんですよね。みんなでやってて若手がちょこちょこ入ってくる中であれば、「出ないんですか?」は本来出ない言葉ですよね。周りがいなくなってしまったから、芸歴長い僕らが残っている感じなんです。ええネタが出来たら見てほしいし、チャンピオンを穫りたい。それが僕らの中では普通のことなんです。

―― TKOさんは今もライブをコンスタントにされてますよね。ライブをやるのはネタを作るためですか?

木本 そうですね。野球選手が野球場に行って野球するように、コント師なんで仕事場である劇場に来てコントをやってるような感じです。ネタを出来る時間はあるから。やりたくても出来ないスケジュールの人いるじゃないですか。やってない人を否定するわけじゃなくて。ネタを世に出る手段として捉えてる人もいると思うんですけど、みんなやり続けてますからね。「最近誰々テレビでネタやってないなぁ」と言われる芸人も、単独ライブはやってたりしますし。



  



 「ああTKOのコント面白いんや!」と思ってもらうことが大事



―― 松竹芸能さんの劇場、新宿角座が昨年出来たことでの変化はありましたか?

木下 角座ができたことは大きいです。いろんなネタが出番にかけられるし、冒険もできるし。今まで劇場がない時っていうのは、その時その時に自信ネタを持っていかなあかんかったけど、こんなんどうなんやろ?というネタを試せる場所があるのはいいですよね。今回準決勝でやったネタなんて、王道なネタでもないはずなんですよ。そういう冒険ができるのがいいですね。

木本 ちょっと試したい時に試せますからね。

―― 昨年の決勝中に「戦いたかった」とおっしゃった同じ事務所の後輩、うしろシティさんと揃っての決勝進出ですね。

木下 そこは正直、別に同じ事務所だからみたいなのはないんですよ。今年に関しては7組全部ライバルです。優勝しか考えてないので。2位やったら意味ないですから。
木本 うしろシティが、というより誰にも負けたくないっていうのが正しいかもしれないですね。



―― スケジュールが詰まっている中でのネタの準備は大変ですよね。

木本 ほんま大変ですね。

木下 でも、去年キングオブコントの時期に他の仕事しながら「今ごろみんないろんな取材とか受けてんねやろな」と落ち込んでたので。「いろんなコメント撮りしてんねやろな」とか思って……そっちのが大変でした。皆ええなぁと思って。

木本 それにたぶん忙しいくらいの方が、コンビネーションが回るんですよね。

―― いよいよ本番間近ですね。

木本 打ち合わせやらめっちゃしてますけど、やっぱりラジオとかでもそういう話題になるじゃないですか。実はキングオブコントの話はしたくないんですよね。ネタ合わせには集中してるんですけど、他ではあまり考えないように。他のコンビのネタのことも考えたくないし。

木下 今回は、ラスト数日ええイメージで本番に臨みたいですね。ええもん見て気持ちを高まらせる、ボクサーみたいに当日を迎えられたらと思ってます。イメージって大事なんです。よく聞くんですよ、成し遂げた人達から。自分がそこに立ってるイメージ、優勝した時の顔や言葉とかそういうものが大事だって。高まらせたイメージで当日臨めばいけるんちゃうかなぁって思ってます。

木本 僕らが一番決勝の舞台を経験してるわけですし、優勝する条件は揃ってます。

木下 あと、加湿器の水がなくなったらすぐに替えようと思ってます。のどは大事に。トイレ汚いな、と思ったら掃除したり……ゲンかつぎというか。

木本 決勝をできるだけテレビでたくさんの人に見てもらって、「ああTKOのコント面白いんや!」と思ってもらうのが大事なことですね。自分らは面白い!と思ってやってるわけですから。



―― ファイナリストほか7組。どこが手強そうですか?

木本 久しぶりに出る人とか、何年かぶりに出る人とか、初めて出る人とかはみんな強いと思うんですよ。それまでに蓄積した選ぶネタの絶対数が多くて、そこからチョイスしてくるんですから。だから、決勝初進出とかそういうとこが結構僕は脅威ですね。

木下 僕、今年の大会が一番好きなコンビが多いですね。今まではなんか知らんな、何でここ?みたいなコンビも正直いたんですけど、今回はみんな好きなコンビなんですよね。絶対おもろいやん!っていう。だからここで優勝したら自信がつくし、最高の大会ですね。誰が優勝してもおかしないですもん。

―― 誰が優勝するか、本当にわからないですよね。本番が楽しみです。

木本 あのステージでネタをするっていうのが、単純に楽しみです。めっちゃ悔しいんですよ、審査員席から見てるの。見ててええなぁ、ええなぁって思ってしまうんで。

木下 誰がどんなネタをやるのか想像つかないと思うんですよね。唯一想像できるのが僕らなんやろうけど、そこは裏切りにいきますから。

▲「TKOにとってキングオブコントとは?」――コント師・TKOにとってコントは本業。


●TKO
左から木本武宏、木下隆行。1991年にコンビ結成。『アッコにおまかせ!』(TBS系)、『水野真紀の魔法のレストラン』(MBS)などにレギュラー出演中。

一番下の写真で持っている「キングオブコントとは?」をしたためた色紙(サイン入り)を1名にプレゼントします。
応募はこちらの応募ページから。
※締切は2013年10月10日23:59です。


『キングオブコント2013』は、9月23日(月祝)19:00~22:48 TBS系列にてOA!
※19:00~は事前番組。一部地域は20:00~放送

<構成・文/松田優子>




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