© 2000-2014 Kodansha Ltd.,Publishers
エンタメ
2013年09月21日05:00

「一番フレッシュというか、若手みたいなコントをやると思います」――キングオブコント2013 ファイナリストインタビュー~天竺鼠 編

▲天竺鼠/川原克己、瀬下豊


コント日本一を決める戦い『キングオブコント2013』。
毎年秋に決勝が行われ、今年も9/23(月祝)に生放送でキングが決定します。
今年のファイナリストはうしろシティ、鬼ヶ島、かもめんたる、天竺鼠、アルコ&ピース、TKO、ジグザグジギー、さらば青春の光の8組。
テレビでおなじみのコンビから2年連続出場、初登場の新星とバラエティ豊かな顔ぶれとなりました。

そこでweb★1では昨年に引き続き、全組にがっちりインタビューを敢行。9/23の決勝当日まで、ファイナリスト8組のインタビューを掲載していきます。
決勝の前に、ぜひ予習代わりにお楽しみください。

今回は今年、唯一の関西勢となる天竺鼠。4年ぶり3回目の決勝進出で、やはり狙うは優勝のみ!? と思いきや、「勝負は運」とクールな発言。その真意も含めてお話を聞いてきました!



  



 2カ月に一度の単独ライブで自分を追い込んだ





―― 4年ぶりの決勝進出となりましたが、名前を呼ばれた瞬間はどんなお気持ちでしたか?

瀬下 久しぶりの感覚というか……ここ3年、呼ばれてなかったんで「うわー! うれしいなあ」って。でも1年目、2年目とは違う感じ。あの頃は(決勝に)残ることに一生懸命でしたけど、今回は「優勝したい」という気持ちが強かったんで。

川原 もちろんうれしかったんですけど、ただ、こればっかりは運ですからね。今年だけじゃなく昨年も一昨年も、やることはやってましたから。呼ばれる呼ばれないは、運しかないと思うんです。

―― そんな川原さんの、名前を呼ばれた瞬間の表情は……。

川原 いや、今回は本当にうれしかったですよ。顔には出てないですけどね。

瀬下 うれしそうでした(笑)。「っしゃー!」ってなってたよ。

川原 軽く聞こえるかもしれないですけど「ラッキー」と思いました。そういう意味でのガッツポーズですね。「運が来た」と。

―― 以前から、おふたりは賞レースを意識したネタづくりやネタ選びはしたことがないとおっしゃっていましたが、今年もそれは変わらず?

川原 賞レース向けに作ったら、僕らの色が変わってしまうんでね。今年もそれはしませんでしたが、ネタ数はたくさん作りました。僕らはこれまで、単独ライブを半年に1回とか、長いときには1年に1回とかしかやってなかったんです。で、単独ライブでは6本ぐらいネタをやるんですけど、全部、賞レースには使えないものだったり。じゃあ単独の数を増やしてみよう、と。6本作ってゼロでも、12本作ったら1本ぐらいはできるんじゃないかっていうことで、自分を追い込むために2カ月に1回単独ライブを打ちました。とにかく数をいっぱい作って、賞レース向けじゃないとしても、何か勝負できるネタを増やしていこうと思ったんです。そのへんは死ぬ気でやりました。



―― そして今回は、関西勢としても吉本芸人としても、唯一のファイナリストになりました。“代表”としてのプレッシャーもあるのでは、と思ったのですが……。

川原 びっくりはしましたけど、僕はおいしいなと思いました。同期はもちろん、先輩や後輩からも「唯一やな」みたいなメールをいっぱいもらって。プレッシャーとかじゃなくて、それこそラッキーじゃないかと。

瀬下 僕は、なるべく考えないようにしています。というか、ほんまに何も感じてない(笑)。考えたら重荷になると思うし、いい意味で背負わないでいきたいです。



  



 やりたいことをミスなくできるのがベスト





―― 前回、前々回の決勝と比べると、ファイナリストの中ではコンビ歴が長い方になりましたね。

川原 そうなんですよ。もう33ですから。

―― そういう意味での心境の変化は?

川原 でも、中身は変わってないんですよね。ネタに関してはたぶん一番フレッシュというか、若手みたいなのをやると思います。

瀬下 (笑)。

川原 僕らはNSC(大阪)の頃からまったく変わってない。いつも、先生にギリギリ怒られるか怒られないかのネタで……「なんだそれは」みたいな。今回も、変わらずふざけたことをやりたいですけどね。

瀬下 僕も、3年空いたことで今回はより楽しめる気がしています。

―― そういえば、普段から瀬下さんは、直前までどのネタをやるか知らされていないとお聞きしたことがあるんですが、キングオブコントでもそれは変わらないんですか?

川原 テレビの放送もあるんで、事前に台本を出さなアカンので早めに決めてはいるんですけど……瀬下には別に言ってないです。

瀬下 だから、僕は予想して楽しんでます(笑)。

―― これとこれでいくからね、みたいな話は……。

川原 特にないですね。

瀬下 早く知りたくもないですし。このスタイルに慣れちゃったのかもしれません。「お、そうきたか!」という新鮮な驚きがあって面白いんですよ。



―― それが天竺鼠さんのスタンダードになっているわけですね。さて、冒頭の瀬下さんのお話に戻りますが、目標はやはり優勝?

川原 正直そんなことないです。決勝に残るのが運なら、優勝するのも運ですから。やりたいことをちゃんとミスなくできるっていうのがベスト。それで優勝できたら、もうラッキーですよね。

瀬下 ここ3年、審査員として客席から決勝を見てきたことも活かせるんちゃうかなと思います。突然、空気や流れがガラリと変わる瞬間があるんですが、それを肌で感じられたので。今年は見ている側のことも踏まえて、その上で運を引き当てられたらいいですね。

―― 期待しています! 優勝できた暁には、次なる展望も考えておられるんですか?

川原 年末にインテックス大阪で5upよしもとのカウントダウンイベントをやるんですが、この会場、収容人数がすごいんです。満員で1万2000人とか。もし僕らが優勝したら、これ満杯にできるかもしれないですよね。まずはそれを次なる目標にしたいです。自分たちが出る劇場やイベントを満杯にするのは、(5upよしもとの新システム『煌〜kirameki〜WEST』TOPになったときから)常に目指してきましたから。

――ちなみに、色紙に書いていただいた「あなたにとってキングオブコントとは?」ですが……。

川原 「まだわかりません」ですね。これは深いんですけどね。いつかわかると思います。優勝したときにわかるのか、わからないのかもわかりません。でも「まだ」っていうことは、いつかわかるっていうことですから。

――では、優勝してわかったら、ぜひご連絡ください。またインタビューにうかがいます!

川原瀬下 はい、お願いします!

▲「天竺鼠にとってキングオブコントとは?」


●天竺鼠
左から川原克己、瀬下豊。2003年結成。キングオブコントでは2008年、2009年と2年連続で決勝進出。12月31日(火)での「5upよしもとカウントダウンライブ〜ネタあり、歌あり、ダンスあり、ゲームあり、ジャンケン大会あり、卒業あり、いろいろありすぎてもうムチャクチャどす!!〜」(インテックス大阪)に出演。詳しくはこちらをチェック!

一番下の写真で持っている「キングオブコントとは?」をしたためた色紙(サイン入り)を1名にプレゼントします。
応募はこちらの応募ページから。
※締切は2013年10月10日23:59です。


『キングオブコント2013』は、9月23日(月祝)19:00~22:48 TBS系列にてOA!
※19:00~は事前番組。一部地域は20:00~放送

<構成/松田優子 取材・文/乾野由佳>




web1week
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社講談社は一切の責任を負いません。本機能を通じて行われたコメント内容などは弊社では保持しておりませんので予めご了承下さい。