EXILEのリーダー、HIROが“新たなパフォーマンスの平地へ”という願いの元に結成し、自らゼネラルプロデューサーを務める劇団EXILE。そのメンバーである青柳翔が映画「メンゲキ!」で映画初主演を果たした。これは人生の岐路に立った演劇青年とその仲間の苦悩と絆を描く作品。役者の夢を追い続けるか、それとも諦めるか、30歳を目前に悩む劇団員・本郷晋之介に挑んだ青柳翔が映画について、自分について語ってくれた。
――『メンゲキ!』へ出演するきっかけは何でしたか?
自分でも詳しくわかっていなくて、先日、脚本を担当の“スピードワゴン”の小沢一敬さんと話したら「青柳くんを念頭において書いたから」とおっしゃってました。何で僕が主役に抜擢されたか、わかりません。ただ監督の四季さんが何回か僕の舞台を観に来ていたようで。
――優柔不断な青年の役柄ですが、素の自分と比べてどうですか?
同じ劇団員でもあるし、共通点はものすごく多いなと思うんですけど、僕は夢は諦める気持ちはさらさらありません。そこが共感できませんね。
――この映画では夢を持ってる人たちが多く出てきます。青柳さん自身の夢は?
僕はお芝居です。ずっと歌のほうをやってたんですけど、結局、お芝居になりました。元々映画とかドラマを観ることが好きだったんですけど、最初はボーカル志望で歌をやってたんですよ。その歌のオーディションを受けて落ちたとき、その事務所から芝居をやってみないかと誘われて。それまで全く芝居のことは頭になかったんだけど、歌のレッスンをしながら芝居もやれてということで。そうやって札幌で1年ぐらい過ごしてから東京に来ました。最初はボーカル志望から徐々に役者へとシフトしていったんです。
――映画では主人公たちが演劇に燃える高校時代が挿入されていますが、青柳さん自身の高校時代はどうでしたか?
もう、本当に遊んでました。札幌の南区に住んでいたんですが、各地区に友だちがいて、みんなとつるんで目茶苦茶遊んでました。高校に入ってすぐやめてとび職に就き、働きながら通信制の高校で学んだんです。昼間仕事して夜遊んで、寝不足のまま仕事に行って、といった生活だったかな。
――映画では初めての主役ですが、やってみた感想はいかがでしたか。役作りなど苦労もあったのでしょうか?
僕は大雑把な性格なんで、あまり重荷には感じませんでした。それに最初、この映画の企画者でもある金山一彦さんから「みんなと話し合ってシーンを作っていこうね」と言われてたんで、四季監督や出演者たちと相談しながら作っていったシーンが多いですね。だからいろんな人に協力してもらいつつ、話し合いながら演じたつもりです。ただ、主人公の本郷がどんな人物でどんなしゃべりをするか、突き止めるのに苦労しましたね。
――今回は受身のキャラクターですが、やりやすかったですか。それとも突っ込みの芝居のほうがいいですか。また台詞まわしで言いづらいところはありませんでしたか。
まず、突っ込みのほうがやりやすいので、その分、今回は苦労しましたね。それと台詞についてですが、小沢さんらしい台詞が多々ありましたね。例えばコインランドリーでラーメン屋の店主・白川に殴られそうになった時に「僕、役者だから顔は殴らないで」とか。ちょっと毒づいた、気取りの入ったというか、そういうところが小沢さんらしくって。これらを小沢さんだったら、本郷だったらどう言うだろうと考えてやりました。

――ところで映画ではラーメンを作っていますが、作り方は習いましたか?
一応撮影に入る前に1セットの道具をもらって、家で練習しましたが、出来上がったものは麺がふやふやで全然ダメでしたね。手順も、時間的にも間違いないんですけど、うまくいきませんでした。そして撮影現場では天下一品さんのプロに教えてもらいました。ラーメン屋の白川役の天野浩成さんと一緒に。でも映画ではあまりうまくなくてもいいので、僕は気楽に挑みました。
――映画では、高知東生さん、大鶴義丹さんらゲスト出演されてます。共演してみて学んだことはありますか。
やはりそこにいるだけで成立するというか、存在感があってすごいなあと思いました。僕もそういう役者になりたいと、常日頃思ってます。うまい、下手じゃないんだと。僕は決してうまいほうじゃないんで、言い訳に聞こえるかもしれませんが。
――今まで観た映画の中で、こういう役柄を演じてみたいというのがありますか。
年齢的にかけ離れてますが、「ギルバート・グレイプ」のレオナルド・ディカプリオが演じた役なんか、やってみたいですね。
――これからの仕事のスケジュールは?
夏に映画と舞台が1本ずつ。映画は今年公開予定で、武井咲さんと松坂桃李さん共演の『今日、恋をはじめます』です。
――目標とされる俳優さんはいらっしゃいますか?
佐藤浩市さんや中井貴一さん。それに共演したときに中村嘉葎雄さんと親しくしてもらって、その中村さんから『役者ぶらず、役者らしくなりなさい』と言われたんです。何か深いなあと思いましたね。芝居はもちろん頑張るし、スタッフさんたちとも仲良くということなんでしょうね。いつもそう心がけています。

プロフィール
あおやぎしょう●1985年4月12日生まれ、北海道出身。劇団EXILEに所属し、2009年に舞台「あたっくNo.1」、「304」で主演を務めた。2011年にはドラマ「LADY~最後の犯罪プロファイル」(TBS)に出演。続けて「ろくでなしBLUES」(NTV)では主演の前田太尊を演じ、月9ドラマ「私が恋愛できない理由」(CX)にも出演。今後の活躍が注目される俳優のひとり。
メンゲキ!

POINT≫全国展開する中華そば専門店「天下一品」が創業40周年を記念して製作する、ラーメンをテーマに人生の岐路で悩む人たちへの応援歌的作品。木村勉社長と金山一彦が企画し、お笑いコンビ“スピードワゴン”の小沢一敬が初めて映画初脚本を手掛けた。主演は本作が映画初主演となる劇団EXILEの青柳翔。共演には同劇団の秋山真太郎、「仮面ライダー剣」の天野浩成、小野真弓らのほか、高知東生、風見しんご、大鶴義丹、金子貴俊が特別出演している。監督は『ヒトリマケ』の四季涼。巧みな演出で観客をまんまと騙し、楽しませてくれる。
STORY≫東京下町にある一軒のラーメン屋に、高校時代の演劇仲間がいつも集う。店主の白川(天野浩成)をはじめ、高校教師の風間(秋山真太郎)、区役所職員の赤松(小野真弓)、アパレル勤務の絵美子(佐藤恭子)らはかつてプロの役者になる夢を追いかけていた。そんな中、本郷晋之介(青柳翔)だけはその夢を追いかけて小さな劇団で役者を続けていたが生活は苦しく、同棲中の恋人・美世(AKINA)に食わせてもらっていた。みんなの夢を一身に背負って重荷を感じる本郷は、ついに仲間と喧嘩してしまい、役者を諦めて美世との結婚を決意するが……。
2012年1月28日(土)ワーナー・マイカル・シネマズりんくう泉南ほか全国順次公開
監督:四季涼 脚本:小沢一敬
出演:青柳翔/秋山真太郎/小野真弓/AKINA/天野浩成/金山一彦 ほか
上映時間:1時間39分(12/メディア4)
(C) 2012『メンゲキ!』製作委員会
プレゼント
『メンゲキ!』全国共通劇場鑑賞券を3組6名をプレゼント!
応募締切:2012年2月3日23:59






























