

REPORT10:貫地谷さん、向井さんの晴れ姿も!
ドラマの随所に感じる、日本伝統文化の美しさ

いよいよ明日放送となりました! 新春ドラマ特別企画『花嫁の父』。
レポートの最終回は、『みやこ鳥』の船頭として働く丸の姿から。
ねじり鉢巻きに半纏をキリリと着こなし、屋形船の操縦をする丸。『みやこ鳥』のシーンは、都内で実際に船宿を営む『船清』さんの協力を得て撮影されています。
船内で江戸前の天ぷらに舌鼓を打ちながら、隅田川や東京湾の景色を楽しむ舟遊び。しかも丸のような素敵な船頭が案内してくれるとなれば、楽しさも倍増!?
ドラマ『花嫁の父』を楽しんだあとは、実際にこの地を訪れて、作品の世界観を味わうのもいいかもしれませんね。
日本の伝統文化が今も息づく下町で育った丸の生活は、ごく自然にそうした情緒に囲まれています。丸の弾く三味線はもちろん、雨の日に彼が差している番傘、美音との縁を絵馬に願掛けした神社、里志と酌を交わしたもんじゃ焼きのお店、さらには、買い出しで使っている買い物カゴ一つにまで、和の風情が。
なかでも一番の見どころは、丸の紋付袴姿。半纏とはまた違った魅力があり、「これぞ日本男児!」と言いたくなるいでたちです。黒髪に精悍な顔立ちの向井さんに、とてもよく似合っていました。
国の重要文化財である浅草神社で撮影されたこのシーンは、物語のクライマックスへと続くエピソード。
丸役の向井さん、美音役の貫地谷さんともに、ドラマ『花嫁の父』を象徴する美しい晴れ姿を披露してくれていますよ。

川岸に捨てられていた赤ん坊の丸を我が子として育てた、三芳・郁子夫妻。演じるのは、ベンガルさんと松金よね子さん。寡黙な三芳と、人情あふれる江戸っ子気質の郁子、なかなか味わい深い夫婦です。
この日は早朝から、ある重要なシーンの撮影が行われていました。
船着き場に集まった、貫地谷さん、向井さんをはじめとするキャストのみなさん。目の前には、10槽ほどの屋形船がズラリと並んでいます。そのなかでも大型の屋形船の一つが、本日の撮影で使用されるもの。飾られた提灯には『みやこ鳥』の文字が入っています。
スタッフに案内されて、船に乗り込むキャストの人々。定員は30名ほどなので、同行する撮影スタッフは最小人数にし、残りのスタッフは船着き場でスタンバイです。
「いってらっしゃーい!」
居残りチームに見送られ、屋形船は東京湾へといざ出航! 束の間のクルージングではありますが、船上で手を振る竹園監督や撮影スタッフ、潮風に吹かれて気持ちよさそうでしたよ(笑)。
波が高く、大きく揺れる船上で、キャストもスタッフも一丸となって撮影されたこのシーン。観る人の心を強く揺さぶる、素晴らしいエピソードとなっています。どうぞお楽しみに!
さて、10回にわたって紹介してきたこのレポートも、これで最後となります。が、ここでご紹介した内容は、あくまでもドラマの魅力のほんの一部。
――生まれて初めて、父の声が聞こえました。
本作のキャッチコピーであるこの言葉、物語をご覧いただければ、込められた意味の深さが伝わるはず。
ドラマ『花嫁の父』は、いよいよ明日、1月8日(日)夜9時から放送です。
ぜひ、お見逃しなく!
取材・文/秋山 美津子(SUPER MIX)


新潟県・山古志で闘牛を育てている星野里志(柳葉敏郎)は、聾唖の障害を持つ一人娘の美音(貫地谷しほり)と、父親の紘一郎(橋爪 功)と3人で暮らしている。若くして妻を亡くしたため、当時まだ4歳だった美音を、男手ひとつでここまで育て上げてきた。その美音も立派に成長し、地元の婚約者との結婚を間近に控えている。
だがその矢先、美音の婚約が相手からの申し出により破談となってしまう。
「赤ちゃんの泣き声も聞こえない母親に、赤ちゃんを育てられるのか」
婚約者の母親が発したというその言葉に、里志は胸を刺し貫かれる思いだった。
心の傷を癒すため、ひとりで東京を旅する美音。
訪れた下町・浅草で、美音は船宿の跡取り息子である丸(向井 理)と出会う。
言葉や距離を超え、手話を通して互いに惹かれあっていくふたり。
一方、里志も美しい人妻の雪子(余 貴美子)に片思いをしていた。そんなある日、美音が不在のため、自宅で紘一郎と晩酌の準備をしていた里志の前に、丸が突然、東京から訪ねてくる……。





