















新潟県・山古志で闘牛を育てている星野里志(柳葉敏郎)は、聾唖の障害を持つ一人娘の美音(貫地谷しほり)と、父親の紘一郎(橋爪 功)と3人で暮らしている。若くして妻を亡くしたため、当時まだ4歳だった美音を、男手ひとつでここまで育て上げてきた。その美音も立派に成長し、地元の婚約者との結婚を間近に控えている。
だがその矢先、美音の婚約が相手からの申し出により破談となってしまう。
「赤ちゃんの泣き声も聞こえない母親に、赤ちゃんを育てられるのか」
婚約者の母親が発したというその言葉に、里志は胸を刺し貫かれる思いだった。
心の傷を癒すため、ひとりで東京を旅する美音。
訪れた下町・浅草で、美音は船宿の跡取り息子である丸(向井 理)と出会う。
言葉や距離を超え、手話を通して互いに惹かれあっていくふたり。
一方、里志も美しい人妻の雪子(余 貴美子)に片思いをしていた。そんなある日、美音が不在のため、自宅で紘一郎と晩酌の準備をしていた里志の前に、丸が突然、東京から訪ねてくる……。





